佐藤 正
Sato Tadashi
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CAREER
経歴
- 東証一部電子部品メーカー元取締役、企業内新規事業開発に携わり精密メカ、携帯電話のモジュールなどを手掛けた後、米国の高精細モニター企業とのジョイントベンチャーを立ち上げ、同社のCEOとして医療用モニターの創成期に携わった。その他、香港での半導体販売会社立上げとコンデンサ生産基地の中国進出の指揮を執るなど海外での活動を経て、60歳で半導体デバイス設計支援技術「NSL統合開発環境」の普及を通じ、エンジニアを支援することで技術立国の復活に貢献すべくオーバートーンを起業した。
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MESSAGE
メッセージ
- 近年、電子通信機器や家電・自動車などの組み込みシステムでは、高機能化および開発期間の短縮が急速に進んでいます。同時に半導体の設計環境は、大規模化にともない開発工数の増加が進み、設計対象物の検証作業が複雑化。このため、エンジニアの負担が大きくなっているのが課題です。
このような状況下では、設計作業の効率化のための人材育成と設計環境の改善が必要です。エンジニアは、ソフトウェア・ハードウェア両分野の間でコミュニケーションを取るため、両分野で有効な設計言語を習得すること。そして、次世代の上流設計の中心となるUML(Unified Modeling Language)による設計手法と親和性が高い言語を活用することが大切になってきます。
当社は、ハードウェア記述言語NSL(Next Synthesis Language)を用いて、半導体産業のハードウェア設計を簡素化・効率化。設計エンジニアの負担軽減を目指し、半導体開発ツールの設計・販売・人材教育を中心に事業を展開しています。
当社が提供する新技術・教育メソッドが、新たな技術者の誕生を促し、多くの技術者にとって有益なものとなることを願っています。